【読完レビュー】 「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」 著:ジェイエル・コリンズを読みました。
こんにちは、バドです。
今回はこちら、
「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を読んだので、その感想を書いていこうと思います。
まず早速結論になりますが、この本のおすすめ度は(私自身が投資初心者であり、仮に同じ投資初心者に薦める時のおすすめ度としては)★★★★☆になります。
その理由を次に書いていきます。
[目次]
・本情報
・本概要
・良かった点
・注意点
・最後に
[本情報]
2020年1月22日 第1刷発行
2022年6月3日 第12刷発行
著者:ジェイエル・コリンズ
訳者:小野一郎
発行所:ダイヤモンド社
[本概要]
著者が10代の娘に向けて書いていた手紙(特にお金や投資の話が多かったとのこと)、その内容を誰もがみれるブログに書いたところ、たちまち大きな反響があった。それを受けて、さらにその内容を分かりやすく整理し、詳しく書いたものが本著にあたる。
[良かった点]
やはりなんと言っても、投資の重要性やリスクの低い投資法だけにとどまらず、「お金」そのものに対して色々書いてくれている所だと思います。特に、
・「会社に縛られないお金」を手にするために、貯蓄の半分は投資に回せ
・借金(リボは当然ながらローンも)はするな
・インデックス運用を上回るアクティブ運用はほとんどない
・テレビや有名人の市場予測は、ほとんどの場合、邪魔な雑音にすぎない
・騙されないと思っている人ほど騙される
・自宅を所有するのは、お金のかかる道楽
などはとても興味深かったです。
これらの事はもちろん、それ以外についても本中で詳しく語られているので、興味のある方は手に取ってみてはどうでしょうか。
[注意点]
本の中でも語られていますが、この本に書いてある具体的な投資アドバイスはアメリカ向けになっています。なので、人にはよりますが、VTSAXなど(自分のような)投資初心者からすると聞いたことのないような単語も多く出てくる可能性があります。そのことを踏まえた上でこの本の購入を検討すべきかと思います。
また個人的には、インデックス投資とアクティブ投資の大まかな違いなど、本当の基礎の基礎の投資知識に関しては、この本を読む前に身につけておいた方が良いように感じました。もしかしたら、その知識の有無で、この本の読みやすさが変わるかも知れません。
[最後に]
この本は本当に投資の基礎知識や、心構えなどを教えてくれる良い本だと思います。もちろんこの本の内容を全て鵜呑みにするのはよくないかも知れませんが、投資に少しでも興味がある方は読んで損はしないのではないかと思います。
2024年度から新NISAも始まる事ですし、興味のある方は、お手に取ってみてはいかがでしょうか。何かしらの事は学べるのではないかと思います。
以上
感想、コメント、書き方のアドバイス等お待ちしております。
【読完レビュー】 「入社1年目の教科書」 著:岩瀬大輔 を読みました。
こんにちは、バドです。
今回は岩瀬大輔さんの「入社1年目の教科書」を読んだ感想を書いていきたいと思います。
有名な本なので知っている人も多いかもしれませんね。
早速結論になるのですが、この本の個人的おすすめ度は★★★★☆です。
そのように感じた理由を以下に書いていきます。
[目次]
・本情報
・この本の良かったところ
・この本のよくなかったところ
・まとめ
[本情報]
2011年5月19日 第1刷発行
2022年4月20日 第37刷発行
著者:岩瀬大輔
発行所:ダイヤモンド社
2011年に第1刷が発行されてから2022年まで、しかも第37刷まで発行されていることから、すごいロングセラー本だということがわかりますね。
さらに著者の岩瀬大輔さんは、1998年に東京大学法学部を卒業し、その後ハーバード大学経営大学院に留学。そこを日本人としては4人目となる上位5%の成績で終了。そして2006年に副社長としてライフネット生命を立ち上げるという、我々一般人からしたら意味わかんない経歴の持ち主です。あまりにも凄すぎて、自分では凄さがあまり想像できていないような気がします(笑)
[この本の良かったところ]
この本では、新社会人に対して仕事における様々な大事なことを、項目ごとに分けて分かりやすく説明してくれています。その中でも自分が特にこの本の中で大事だと思った1つの事を紹介しようと思います。それは…
というものです。
これを聞いて皆さん、「えっ、仕事はなるべく完璧なものを出すべきじゃないの?」と思いませんでしたか。もし思わなかったのなら、あなたは仕事ができる人じゃないでしょうか。ちなみに自分は「新入社員なのだから、仕事はなるべく完璧なものを出して、上司から良い印象を持たればければ」と思っていました。
ところがこれは違うのです。考えてもみてください。会社に入ったばかりの、業界等についても対して詳しくない新人が、完璧に近い仕事をすることができますか?答えはわかりきっています。できるわけありません。だから新人は、長時間をかけて100点を目指した仕事を行うのではなく、50点でいいから、なるべく早く仕事を進め、出来上がったものに対して上司・先輩などに赤ペンを入れてもらい、アップグレードしていけばいいのです。
この本に出会えたのが、このことを知れたのが、会社での研修中で本当に良かったと思います。もしこのことを知らずに本格的に仕事に取り掛かっていたら…
[この本のよくなかったところ]
先に言っておきますが、この本は良著だと思っています。しかしそれでも、全体を通して「なんだかなぁ」と思う内容が少々ありました。そのように感じてしまった理由は簡単です。それは『この本は12年前にできた、少々古い本である』という事です。
そのため、「宴会芸は死ぬ気でやれ(p174~)」と言ったような、少々時代錯誤に感じるような内容がちらほらあります。(このように感じるのは、自分がZ世代と呼ばれる世代だからかもしれません)
この本を読む際、特にZ世代と呼ばれる世代の人が読む場合は、この事を理解した上で読むほうが良いかも知れません。
[最後に]
私が感じたこの本の良いところ、良くなかったところを書いてきましたがいかがでしたでしょうか。前述した通りこの本は、ほんの少しだけ注意するところはあるものの、良著には違いありません。仕事をする上で大切にするべきことがたくさん書かれています。
是非とも、特に新社会人になったばかりの人、新社会人になる直前の人には読む事をお勧めします。
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